全国住まい情報ブログ

プレハブだけは違う

2011.10.21

プレハブだけは違うのである。欧米では、その安っぽい中身からいって、絶対に受け入れられないプレハブ住宅が、当時の日本で善戦するなどという見通しを立てた人は今でいうとりっぱなアントレプレナー(起業家)である。まさに戦後成長期の政府の意気込みと、バラックよりはちょっとましな、庶民に手の届く家なら質は問わないという国民感情が、さっと交代した時代をタイミングよくとらえた。しかし、その役割はそろそろ終わりにきている。

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なぜなら、安くないからだ。今や、手作りの家、オーダーメイドの家と変わらない値段になってきているからだ。普通、生産品というのは安いから買うのである。高けりや大量生産の意味がない。小学生でも買える五千円のスウォッチ時計が、二百万円のブルガリ時計と同じ価格戦略で市場に出るということはありえない。しかし、プレハブに関しては「大屋生産の既製品ですよしとうたっているにもかかわらず、オートクチュールと同じ価格帯が許されている。誰が許しているかというと、見分けのきかぬ国民が許しているのである。