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戦後からバブルの成長期まで競売市場はひっそりと機能を果たしていた

2011.10.07

一般不動産市場で不動産価格が上昇し、売却価格が購入価格や要返済価格を上回っていれば、債務者は自分で一般市場で不動産を売り払って金融機関に返済してしまう。金融機関は債務者自身が借入金を返済してくれれば、競売申し立てをする必要もない。かくして不動産価格の上昇期には、競売物件はあまり存在しなかった。この時期に申し立てられた競売物件は、債権者と倣務者の間の金銭的なことよりも、よほど感情的な問題になってしまった物件くらいだ。戦後、バブルの成長期まで、競売市場は大きなマーケットにも、不動産市場の撹乱要因にもならず、ひっそりとその機能を果たしていたのである。

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