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低金利時代には、株と不動産

2011.10.21

生活小国になった原因はどこにあるのだろうか。第一の理由は、日本人は稼いだ金を貯める一方で使うことをあまりしない。かつて、救国貯蓄運動というものが実施され、「勤倹貯蓄」が美徳という教育が行われた。貯蓄をすることによって、国が救われ、国が栄え、国民も豊かになる、という教育が国のすみずみにまでゆきわたった。そのために、お金のダブつき現象が起こってきた。お金がダブつくと、その結果、どうしても銀行の金利が下がる。

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銀行預金の利子で老後の安定を、と考えていた人には全く災難としか言いようのないほどの低金利になってしまった。普通預金の金利は限りなくゼロに近づき、定期預金でさえも三%程度になってしまった。そのために国民の多くはもっと利回りの高い財産運用はないものかと研究し、土地や株に投資をするようになった。土地と株に殺到したと言った方がふさわしいかもしれない。日本人の貯蓄グセは、なかなか直りそうにない。さらに、世界一高い教育水準ときている。教育が高いと、どうしても将来のことが見えるというか、予見できるようになる。予見できるようになると、どうしても危機のための備えをしようとして貯蓄に力を入れる。このため、また金がダブつき、土地と株に金が投資される。従って、不動産と株は戦争や大恐慌でもこないかぎり上がり続けることになる。そして、また不動産を持つことは、金儲けをすることに他ならないのだ。